どーもです。sironecoです。
今回はシスコシステムズが提供するネットワーク入門者向けのCCENTという資格をご紹介します!
アプリケーション、データベース、クラウドとたくさんある中で、ネットワークに興味のある方いませんか?
また、ネットワークに興味はあるけど、何を目標に勉強すればいいか困っている方いませんか。
そんな方におすすめするのが、シスコシステムズのCCENTというベンダー資格です。
シスコシステムズとはどんな会社かというと、ネットワーク機器の国内で半数近くのシェア率を誇る会社です。
実際、私が日々の業務で使用しているネットワーク機器もシスコシステムズ製のものです。
また、「シスコ技術者認定」という形で、認定資格を提供しており、そのネットワーク入門者向けの資格がCCENTなのです。
CCENTに合格すると、次のステップであるCCNA※(Cisco Certified Network Associate)の受験につなげることが可能です。
なお、CCENTを受験せずにCCNAを受験することも可能です。
※本ブログのCCNAはCCNA Routing and Switchingのことを指しています
せっかくなら、仕事ですぐに生かすことのできる資格の方がいいですよね?
では、CCENTがどのような資格なのか次から見ていきましょう。
Contents
CCENTはネットワーク入門者向けの資格

CCENTの正式名称は、Cisco Certified Entry Networking Technicianです。
ネットワークサポート担当入門者に必要な技能を備えていることを証明可能。
試験番号は、100-105J ICND1で、試験名は、Interconnecting Cisco Networking Devices Part 1 (ICND1)です。
試験範囲
必要なネットワークに関する知識は以下の5つのカテゴリです。
- ネットワーク基礎
- OSIモデルとTCP/IPモデルの比較対照
- IPv4 アドレッシングおよびサブネット化の設定など
- LANスイッチングの基礎
- スイッチングの概念
- インターフェイスやケーブルのトラブルシューティング
- レイヤ2のプロトコルの設定と確認など
- ルーティングの基礎
- ルーティングの概念
- ルーティングテーブルのコンポーネント
- IPv4 および IPv6 スタティック ルーティングの設定、確認、トラブルシューティングなど
- インフラストラクチャサービス
- DNSルックアップ動作
- クライアントまたはルータに起因するDHCP接続のトラブルシューティング
- 内部送信元NATの設定、確認、トラブルシューティングなど
- インフラストラクチャの運用
- デバイス管理の設定や確認
- デバイスのメンテナンスの実施
- Cisco IOS ツールを使用したトラブルシューティングおよび問題解決など
ネットワークの仕事をしていく上で必要最低限の知識やトラブルシューティング能力が挙げられていることがわかりますね。
出題形式
コンピュータで問題を解く形式です。
択一選択、複数選択、ドラッグ&ドロップ、シミュレーション、穴埋め問題など解答方法は多岐に渡ります。
問題集を解くことに慣れてしまうと、試験当日に問題回答方法に戸惑ってしまうこともあります。
そのため、シスコシステムズで提供されている認定試験チュートリアル(外部リンク)を事前に確認されることをおススメします!
試験時間
90分(45~55問)
問題数はあまり多くないかもしれません。
しかし、シナリオを読み込み、理解した上で解答する必要があるため、時間にはあまり余裕がないかもしれません。
出題形式で案内したチュートリアルを見て、シミュレーションしておくとよいと思います。
合格点
80%程度(詳細非公開)
ITパスポートなどの国家資格と違い、合格点の目安は公開されていません。
配点は問題ごとに異なるため、80%程度と言われているようです。
CCENTは全国各地のPearson VUEテストセンターで受験可能

CCENTの概要として、試験内容、出題形式、試験時間、合格点と見てきました。
次は、受験するにはどうすればよいかというところを見ていきましょう。
試験会場
全国のPearson VUEのテストセンターで受験可能です。
東京は、八重洲、茅場町、町田など、大阪は梅田や新大阪などにテストセンターがあります。
受験申込方法
Pearson VUEのWebサイトより申し込みます。
申込時にはCisco ID(Cisco.com ID)とPearson VUEのIDが必要となりますので、事前に準備してくださいね。
受験料
18,480円(税別)2018/9/29時点※
※受験料は変更が多く、実際は上記と異なる場合があるため、ご注意ください
支払い方法はWebサイトから申込みした場合、クレジットカードもしくはバウチャーとなります。
銀行振込が良いという方は、Pearson VUEのカスタマーサービス(外部リンク)にお問い合わせください。
CCNAはCCENTの上位資格の関係

最初にお話ししていたCCENTとCCNAの関係性について、簡単に見ていきましょう。
冒頭にも述べましたが、CCNAはCCENTを受験せずとも取得可能となっています。
元々は、CCNAが入門者向けの認定試験でしたが、2007年6月からCCENTが入門者向け試験として提供されるようになりました。
CCNAの取得パターンは以下の通りです。
- CCENT(100-105J ICND1)の合格後、200-105J ICND2に合格すること
- CCNA(200-125J CCNA)に合格すること
CCNAの試験は、100-105J ICND1と200-105J ICND2を網羅した試験となります。
そのため、CCENTよりも問題数が多く、受験料も高くなっています。
1試験のみでCCNAを取得される方もいらっしゃいます。
ネットワーク機器を触ったことがない方は、CCENTから着実にネットワークの知識を習得されることをsironecoとしてはお勧めします。
まとめ

ネットワークの勉強を一からやってみたい方には、CCENTはおすすめな資格だと思います。
入門者向けのレベルの試験で、かつ、国内シェアの高い製品のため、すぐに仕事に生かせるからです。
これからSEを目指す方、ネットワークの勉強をしていきたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
また、この記事についての質問や、記事にしてほしいことがありましたらコメントや問い合わせなどからご連絡ください。
以上、最近ネットワーク機器と戯れるsironecoでした!!