こんにちは!sironecoです。
IT業界で話題のGAITを初めて受けてみたのでどんな試験、資格なのかご紹介したいと思います。
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GAITとはどんな資格
簡単に言えば、IT版TOEICです。
他の試験のように、「XX点以上で合格!」という試験ではなく、「XX点取ればこのグレードの証明にとなります」という試験です。
また、試験範囲も、ネットワークや仮想化、データベース、アプリケーションなど、幅広いです。基本情報処理試験のような経営関連知識は問われないため、純粋なITエンジニアの知識力が問われる試験です。
最近では多くのIT関連企業に導入されており、昇格試験の知識試験の代わりに使用されている場合もあるようです。私が所属している会社ではまだ、昇格要件にGAITのスコアが必須とはなっていませんが、近い将来使用されるのは目に見えています…
スコアのスキルマーク(グレード)は以下の通り。
- Gold
700~990点 - Silver
480~699点 - Bronze
300~479点
300点以下は、マークはもらえないようです。
実際に受けてみた
まず、試験の概要ですが、試験時間は65分間で、問題数は176問です。
私は会社で団体受験しましたが、家でも受験できるみたいです。(個人受験と異なる点があるかもしれません)
ちなみに受験者sironecoのIT経歴は、こんな感じ。GAITを受験するための勉強は一切なし!
- アプリケーション開発5年程度(C言語3年、Java・JavaScript・HTML半年程度)
- ITインフラ構築半年程度(CentOS)
- ITインフラ運用2年半程度(Webシステム2年、社内インフラ半年)
PCの前に座り、GAITのWebサイトにログインします。
いきなり試験が始まるわけではなく、受験前アンケートに回答します。職業などを回答します。
5分程度かかりますが、試験時間には含まれないのでゆっくり回答して問題ありません。
受験前アンケートの回答が終わるといよいよ試験です。
試験内容はエンジニアをやっていれば耳にするような簡単な問題(例えば、情報が流出することをなんという?)から、特定のソフトウェアや言語など使っていないと回答できないマニアックな問題(Aという条件でBをした場合、得られる結果はどれか?)まで様々ありました。
4つの回答から1つ、もしくは、2つを選択して回答する形式のため、多少ヤマ勘でも答えられますし、文章を読めば答えを推察できるものもあります。
ただし、上記の通り問題数が多いため、あまり悩む時間はありません。
私の場合、とりあえず回答し、わからない問題にはチェックをつけ、後で見直しできるようにそそくさと問題を解いていきました。
そのおかげか、15分くらいは見直し時間がありました。ただ、見直してもわからない問題もあるため、残り5分くらいで諦めました。
受けてみた結果
スコアは448点で、社会人の中央値位の数値でした。
なんとか、SIerやITサービスの平均点は上回ることができました。
初受験でしたので、学生以下だったらどうしようという不安もありましたが、そんなに悪くなくて一安心でした。
スコアは総合点だけでなく、分野別得点率も確認することができ、自身の得意分野、不得意分野を知ることができます。
sironecoの得意分野はOS、苦手分野はDBでした。まぁDBは業務で触ったことがほとんどないので、そりゃそうだって感じでした。
また、開発をしていた割にアプリケーションの得点率がDBの次に悪かったです。結構昔だと忘れているもんですね。
こういった形で自分のITスキルが見える化できるので、得意分野を伸ばすのか、苦手分野をマシにするのか、今後のスキルアップの計画につなげることができるので、非常にいい資格だと思いました。
ただ、個人的には、GAITのスコアアップのための勉強はしないでおこうと思っています。理由は、スコアと実スキルにギャップが生まれて自分の首を絞めそうな気がするからです。
昔、資格をたくさん保有して入社した人がいました。
前評判は、「資格がこんなにあるんだ。すごいエンジニアに違いない。」みたいな感じでしたが、実業務では、、、ということがありました。
良くも悪くもありのままを受け止めたいですし、自身のスキルや業務経験がスコアアップにつながると思っています。
自分のITエンジニアとしてのスキルは実際どうなの?と知りたい方はGAITぜひ受けてみてください。
以上、忘年会シーズン真っ盛りなのに、まだ1度も忘年会に参加できていないsironecoでした。