どーも!sironecoです。
IT業界でスキルアップ、年収アップ、キャリアアップを目指しているエンジニアの方々に参考になる記事がありました。
IT研修大手の米Global Knowledge Training LLC.(以下、米グローバルナレッジ)より、2018年3月30日に発表した、人気IT資格2018年版トップ15の記事です。
ちょっと英語は…という方は、翔泳社が運営するIT人材向け専門メディア「IT人材ラボ」が、日本語化、要約した記事を掲載してくださっているので、以下をご確認ください。
どちらの記事も、15個の人気IT資格の情報が載っていますが、今回はそのうちのトップ5をsironecoがどんな資格なのか調査したので、お届けしたいと思います。
ちなみに、日本円での年収額を掲載していますが、2018年10月2日時点の1ドル=113.82円で算出しています。
Contents
No.1は、公認ITガバナンス専門家(CGEIT)

- 年収額は、12万1363ドル(1381万3536円)
- 技術分野は、セキュリティ
- ITガバナンスに関わるマネージャー、役員、コンサルタント、経営幹部向けの資格
- 受験にあたり、企業でのIT 関連のガバナンスの実務経験で5年以上必須
- 試験カテゴリは、以下の5つ
- ITガバナンスの枠組
- 戦略的マネジメント
- 利益の実現
- リスクの最適化
- リソースの最適化
- 試験は、英語か中国語しかないため、日本人には難易度が高い
試験カテゴリを見る限り、経営に携わっていることが必須なことがわかります。
ITベンチャー企業に勤務されている方などは、もしかしたら、目指しやすい資格かもしれません。
参考サイト
CGEIT|ISACA東京支部(外部リンク)
No.2は、AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト

- 年収額は、12万1292ドル(1380万5455円)
- 技術分野は、クラウド/仮想化
- AWSのソリューションアーキテクト担当向けの資格
- AWS上で、可用性、耐障害性のある、スケーラブルな分散システムを設計した実務経験が1年程度
- 試験で求められるスキルは、ざっと以下の通り
- AWS のコンピューティング、ネットワーキング、ストレージ、データベースサービスの実践的な使用経験
- AWS のデプロイおよび管理サービスに関する実践経験
- 提示された技術的要件を満たす AWS のサービスを特定する能力
- AWS クラウドでのソリューション構築における基本的なアーキテクチャの原則に関する理解
- AWS に関連するネットワーク技術の理解
- 試験は、日本語で受験可能なうえ、模擬試験も受けられるため、試験対策を行いやすい
クラウドは最近トレンドの分野のため、非常に市場価値が高いです。
日本のIT業界の求人情報もAWSエンジニア関連結構あるので、テクニカルなキャリアアップに持ってこいの資格だと思います。
参考サイト
AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト|Amazon Web Service(外部リンク)
No.3は、プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル(PMP)

- 年収額は、11万4473ドル(1302万9316円)
- 技術分野は、ビジネス
- プロジェクトマネジメントに関する経験、教育、知識証明する資格
- プロジェクトを指揮・監督する立場で一定期間のプロジェクトマネジメント経験期間が必須
- 大卒相当の場合、試験申し込みから遡る8年以内で、プロジェクト業務を指揮・監督する立場での4500時間の経験が必要(36ヶ月間のプロジェクトマネジメント経験含む)
- 高卒相当の場合、試験申し込みから遡る8年以内で、プロジェクト業務を指揮・監督する立場での7500時間の経験が必要(60ヶ月間のプロジェクトマネジメント経験含む)
- 35時間のプロジェクトマネジメント研修(大学、PMI支部、企業内教育など)の受講が必須
日本人には結構馴染みのある資格ですね。
PMIが策定したPMBOK(Project Management Body of Knowledge)に基づいた資格です。
開発や構築はプロジェクト単位でお仕事することが多いため、PMはどこの案件でも一定の需要があります。
研修受講必須など、受験ハードルは高いですが、国際資格ということもあり、オフショア開発や海外企業との業務でも役立つのが間違いなしです。
参考サイト
PMI試験・資格について|PMI日本支部(外部リンク)
No.4は、AWS認定デベロッパー アソシエイト

- 年収額は、11万4148ドル(1299万2325円)
- 技術分野は、クラウド/仮想化
- AWSの開発担当者向けの資格
- AWS ベースのアプリケーションを開発および保守することに関する 1 年以上の実務経験
- 試験で求められるスキルは、ざっと以下の通り
- 1 種類以上の高水準プログラミング言語に関する深い知識
- 主要な AWS サービス、AWS の用途、および AWS アーキテクチャに関するベストプラクティスについての知識
- AWS サービスの API、AWS CLI、AWS SDK を使用してアプリケーションコードを記述する能力
- クラウドネイティブアプリケーションに関する基本知識を活用してコードを記述する能力
- 開発プロセスでのコンテナ使用に関する知識
- 2018年6月に新しいテストがリリースされ、ホワイトペーパーに「AWS Lamdaを使用したサーバレスアーキテクチャ」、「AWSにおけるマイクロサービス」などが追加されている
前回はランキング外だというこの資格が、ベスト5にランクイン。
クラウドエンジニアの市場価値が高いことが伺えます。
2018年6月以前の試験よりも範囲が広がっているため、学習は少し大変になるかもしれません。
なお、2018年6月以前分の試験は、2018年11月19日まで受験可能とのことです。
日進月歩している技術保有の証明ができるため、キャリアアップ、スキルアップなどで自身のアピールに繋がります。
参考サイト
AWS 認定デベロッパー-アソシエイト|Amazon Web Service(外部リンク)
No.5は、情報システムセキュリティプロフェッショナル認定(CISSP)

- 年収額は、11万1475ドル(1268万8084円)
- 技術分野は、セキュリティ
- (ISC)² (International Information Systems Security Certification Consortium)が認定する国際的なセキュリティプロフェッショナル向けの資格
- CISSP CBK8(情報セキュリティ専門家が理解すべき知識を国際規模で収集、まとめたもの)ドメインの中から2つ以上のドメインにおける5年以上のプロとしての業務経験
- CBK8のドメインは以下の通り
- セキュリティとリスクマネジメント
- 資産のセキュリティ
- セキュリティエンジニアリング
- 通信とネットワークセキュリティ
- アイデンティティとアクセスの管理
- セキュリティの評価とテスト
- セキュリティの運用
- ソフトウェア開発セキュリティ
- 試験時間が6時間という長丁場
セキュリティに関する国際資格のため、外資企業などへのキャリアアップの転職も夢ではない資格かもしれません。
sironecoも、このような資格があるとは知りませんでした。
もっと有名になってもいいと思う資格です。
ただし、2018年4月より試験内容が変更となるようで、変更の詳細は発表されていません。
受験したいなと思った方は、オフィシャルサイトを確認してください。
参考サイト
CCISPとは|(ISC)² 日本語版サイト(外部リンク)
最後に
トップ5には見事、今のトレンドであるセキュリティ系やクラウド関連の資格がランクインしています!!
もちろん、日本で一般的に取得されている資格と異なる点はあるかと思いますが、スキルアップなどを考えると夢がありますね。
日本語の試験が対応してないなど、諸問題はあるかもしれませんが、これらの資格はキャリアアップにつながる可能性を大いに秘めています。
ぜひ、自身のスキルアップの参考に役立ててみてください。
資格を取得したからといって、必ずしもスキルアップできるわけではないので、念のためご注意を。
sironecoも資格を取って自分の市場価値を高めたいです(笑)
また、この記事についての質問や、記事にしてほしいことがありましたらコメントや問い合わせなどからご連絡ください。
以上、ブログのお供はチョコ菓子、sironecoでした!!