どーもsironecoです!
巷では2020年の東京オリンピックで賑わっていますが、実はWindows7のサポート期限切れとなる年でもあることをご存知でしたか。
もちろん、サポート期限が終了しても、いきなりパソコンが使えなくなるわけではありません。
しかし、そのまま使っていると、ウイルスに感染し個人情報が流出したり、周辺機器やソフトウェアが使用できないなど、トラブルに見舞われることがあるのです。
今回は、サポート期限はもちろん、MicrosoftがWindows向けに提供しているサポートの種類と
サポート期限切れのWindowsパソコンを使うことで遭遇し得るトラブルについて、お話ししたいと思います。
主なWindows製品のサポート期限について
主なWindows製品のサポート終了日についてまとめました。
赤字になっているものは期限切れとなっていますので、新しいWindowsへの移行を行うようにしてください。
製品名 | メインストリームサポート終了日 | 延長サポート終了日 | サービスパックサポート終了日 |
---|---|---|---|
Windows XP | 2009/4/14 | 2014/4/8 | 2005/8/30 |
Windows Vista | 2012/4/10 | 2017/4/11 | 2010/4/13 |
Windows7 | 2015/1/13 | 2020/1/14 | 2013/4/9 |
Windows8 | 継続サポートには8.1に移行が必要 | 2016/1/12 | |
Windows8.1 | 2018/1/9 | 2023/1/10 | – |
サポートの内容について、次の項目で見ていきます。
Microsoftが提供するサポート3種類
Microsoftが提供するWindows向けのサポートは、メインストリームサポート、延長サポート、サービスパックサポートの3種類があります。
メインストリームサポートって何?
新しいWindowsをより快適に、より便利に使うためのサポートが充実しているのがメインストリームサポートです。
MicrosoftでWindowsの新しいOSが発売されてから、最低5年間続くサポートです。
具体的には、
- 仕様変更や新機能のリクエスト
- セキュリティ更新プログラムの配布
- セキュリティプログラム以外の修正プログラム作成のリクエスト
- ライセンスサポート
などを受けることができます。
製品発売後、発見された不具合やセキュリティ脆弱性が見つかった場合は、修正プログラムが配布されますし、新機能のリリースなどもこのサポート期間に行われます。
延長サポートはどんなサポートなの?
セキュリティプログラムや脆弱性修正プログラムを配布するサポートが延長サポートです。
メインストリームサポート終了後、最低5年間はサポートを受けることが可能です。
しかし、機能追加や脆弱性以外の修正プログラムの配布などは行われません。
WindowsUpdateをきちんと行なっていれば、ウイルスなどに感染するリスクも低くなるため、問題なくパソコンを使うことが可能です。
しかし、延長サポートが終了すると、セキュリティ修正プログラムすら提供されなくなります。
そのため、延長サポートが終了したWindowsを使うのは非常に危険なのです。
サービスパックサポートはどんなもの?
サービスパックとは、WindowsやOfficeなどの製品で提供された修正プログラムや新規追加プログラムなどを一つにまとめたものです。
こうしたサービスパック向けのサポートが、サービスパックサポートと呼ばれるものです。
サービスパックにもバグなどの不具合が紛れている場合があるため、それを修正することがあります。
先に紹介した二つのサポートより重要度は低くなりますが、MicrosoftがWindows向けに提供しているサポートの一つです。
サポート期限切れのパソコン利用によるトラブル
サポート期限切れ=延長サポート期限切れを指します。
終了したからといって、すぐに困ることは正直ありません。
しかし、じわじわとあなたをトラブルに引き込んでしまいます。
ウイルス感染や情報漏洩などのセキュリティトラブル
上でもお伝えしている通り、延長サポート期限が切れているとセキュリティリスクが一気に高まります。
よくある例えで、鍵が壊れた家に住んでいるようなものです。
セキュリティパッチを適用することで、最新のウイルスやマルウェアへの対策が行われますが、適用できなくなることで、未知のウイルスへ抵抗できなくなります。
そのため、ウイルスやマルウェアに感染してしまい、パソコンを正常に使用できなくなる恐れがあります。
さらに、ウイルスの種類によっては、個人情報を盗み取るものもあります。
クレジットカード情報の流出による不正利用のニュースを見かけた方もいるかと思います。
急にカード請求額が100万円を超えるなんてことも、サポート期限切れのWindowsを使っていることで遭遇する可能性があるのです。
周辺機器やソフトウェアが使えなくなるトラブル
Windowsのサポートは、私たち利用者だけでなく、周辺機器やソフトウェアを生産している企業もチェックしています。
新しいWindowsが出れば、それに対応した周辺機器などが発売されますが、古いWindowsに対応しているものが発売されるとは限りません。
新調したマウスが使えないなどのトラブルに遭遇してしまうかもしれません。
また、インストールしていたソフトウェアをバージョンアップしようとしたところ、バージョンアップできない、あるいは、バージョンアップしたら動作しないなど、困ったことになる場合もあるのです。
延長サポート期限には敏感になっておきましょう
サポートの種類と期限切れに伴うトラブルをご紹介しました。
新製品が出ると嬉しくなりますが、それと同時に古いOSのサポート期限切れが迫ってきます。
パソコンなどは、メールや連絡先の移行やデータのバックアップ、新しいOSでの環境設定など、使える状態にするまで時間を要します。
そのため、早いうちから新しいOSへの切り替えに向けた準備を行なっていく必要があります。
問題なくついつい使えるため忘れがちになりますが、サポート期限切れにはご注意を。
以上、お家でも手袋をはめるsironecoでした。