こんにちは、kuronecoです。
前回までの記事で、Windows Server 2016のインストールメディアの入手からインストールまで完了したと思われますがいかがでしょうか?
(仮想環境の構築についての記事は少々お待ちください…)


今回は、検証を行う為に最低限必要な設定を実施し、その設定をなぜするのかという意味までご説明していきたいと思います。
Windowsのサーバはインストールしただけでもある程度使えるようになっていますが、検証用として使用する際にはいくつかの設定を実施した方が作業の効率が上がると考えています。(検証の内容にもよると思いますが…)
それでは、kuronecoがサーバを構築してきた中で、実施した方が良いと思う設定についてご紹介していきたいと思います。
Contents
VMware Toolsのインストール
VMware Toolsとは、VMware製品を使用して仮想マシンを作成した際にインストールを推奨されているツールです。
VMware ToolsをインストールするとEsxiがインストールされているホストマシンから仮想マシンのIPなどの詳細な情報を確認することが出来ます。
VMware ToolsのインストールはVMware製品を使用する際にはほとんど必須といっても過言ではないツールです。
それでは、VMware Toolsのインストール方法についてご説明していきたいと思います。
- 仮想マシンのコンソールから「仮想マシン」⇒「ゲスト」「VMware Toolsのインストール/アップグレード」を選択します。
- ポップアップが表示されるので「OK」をクリックします。
- 仮想マシンコンソールの右下に「DVDドライブ(D:)VMware Tools」が表示されることを確認し、クリックします。
- インストールウィザードが表示されることを確認し、「次へ」をクリックします。
- 「次へ」をクリックします。
※要件や、こだわりがある方は「完了」や「カスタム」を選択してください。
- 「インストール」をクリックします。
- 「完了」をクリックします。
- 「はい」をクリックし再起動します。
- 再起動が完了すると、VMware Toolsのインストールは完了です。
固定IPの設定
サーバ用途で使用する場合には、確実に実施しなければならない設定の1つです。kuronecoはWindows Serverを構築した際には、必ずVMware Toolsインストールの次にこの項目の設定を実施します。
なぜ、固定IPを設定する必要があるかといいますと、パソコンのIPが固定されておらず、毎回IPが自動で変わるとネットワークに接続するたびにどのIPになったか確認しなければならなくなります。
例えば、ファイルサーバのように常にデータの読み書きをしたいサーバが都度IPが変わって毎回調べるのは非常に手間ですよね。
そのような自体にならない為にもまず、IPの固定化から実施したいと思います。
それでは、理由が分かったところでIPの固定化の手順をご説明していきたいと思います。
- 「Ethernet0」を右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- 「インターネットプロトコルバージョン4」を選択し、「プロパティ」をクリックします。
- 「次のIPアドレスを使う」を選択し、赤枠内に必要な情報を入力します。
※環境に依存するので、設定値が明示できません…
※ネットワークについては別の記事でご説明させて頂きます。
まとめ
今回で、Windows Server 2016の検証環境構築が完了となります。
今回までの記事でご説明したのはあくまでも基本的な設定だけですので、何を検証するのかによって設定する項目が変わってくると思いますので各々で設定してみてくださいね。
この記事についての質問や、記事にしてほしいことがありましたらコメントや問い合わせなどからご連絡いただければと思います。
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。